始めまして、ちぃちゃん様。カウンセリングルーム　こころのピースの佐々木と申します。

恋人の裏切りから学校に行けなくなり、高校には受かり、最初の頃は登校できていた
ものの、だんだん行けなくなってしまったのですね。
家出をしたいけど、兄弟に止められる。
高校は卒業しなくてはと分かっているけど、学校には行きたくないのですね。

まずカウンセラーとしていえるのは「行きたくなければ行かなくて良い」ということ。
でも両親がそれを許してくれない。
だけどちぃちゃん様の中の「良心」も「高校に行って、卒業しなければ」と
言っているようですね。ご自身の中でも分かっているからこそ、
更に葛藤し、悩んでいらっしゃるようです。
ちぃちゃん様はどうして「高校は卒業しなきゃ」と感じていらっしゃいますか。
「親が…」「先生が…」「友達が…」という主語ではなく、
「私は…と思うから、高校は卒業しなきゃ」という文章で表わしてみてください。
その気持ちを表わすことができたら、学校に行きたくない「私」に
その言葉を投げかけてみましょう。
「高校は卒業しなきゃ」と考えている自分と、
「学校に行きたくない」自分の気持ちを表現しあいながら
ご自身の気持ちにしっかりと触れてみましょう。

もちろんバイトを探して生きていくという生き方もあります。
でもご自身の中でも葛藤があるということはそれ以外の生き方も
ちぃちゃん様が感じていらっしゃるということ。
自分の気持ちに耳を傾け、その葛藤の奥にある声を聞いてあげましょう。

「家のことで精一杯」とありますが、それだけしていれば誰でも精一杯になりますよ。
心の状態だけでは無く、実際に精一杯なのです。
精一杯やっている自分は素晴らしいことを自分自身が認めてあげ、
そんなに頑張っている自分の気持ちをしっかりと受け取ってあげましょう。

最終的に選択肢を選ぶのは自分以外ありません。
どんなに周りの人が「学校に行って、卒業しろ」といったところで
本人が行かなければ、卒業しようとしなければ卒業できないのですから。
ご自身の「学校に行きたくない」でも「学校を卒業しなきゃ」という心の声に
しっかりと耳を傾け、自分の人生を選択していきましょう。
自分の人生、自分の選択に自分が責任を持つことが
自分らしく生き、幸せになるための第一歩です。

ちぃちゃんさん、はじめまして。

あなたはまだ成人していませんよね。
とても辛くて苦しい思いをしているのは十分想像できますが、ちぃちゃんさんがご家族の方が全員反対なさっているのに家を出てしまったら、あなたは帰ることができる唯一の場所を失うことになりますよ。家族を捨てることと同じようなことをあなたはしようとしているのです。

学校に行けば現在の生活「家では夜ご飯を作るのを手伝い、朝猫に餌をやり。火曜と木曜日はおじいちゃんちに行ってお昼ご飯を作ります。」ということは改善されるでしょうが、今の学校に行きたくないのであれば、ご両親に誠意ある態度と言葉で説明してください。高校は義務教育ではないので、卒業しなくても生きていく方法はいくらでも見つけられますよ。勉強は何歳になってもできますよ。

他の方からみれば変わっているご両親でもあなたにとっては大切な肉親です。世界で唯一あなたのことを心底大事になさっている人です。そのような人を置いて家出してしまうのはとてももったいないことですよ。