無料カウンセリング掲示板の質問

「結局、人間関係ってギブアンドテイクなのでは?」に関する質問

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KKさん

現在33歳男性で、発達障害+ナルコレプシーの為、通院しています。現在は実家暮らしで、障害者枠の事務職で働いています。長文になります。
この悩みは私が昔からずっと、抱いていた疑問です。そのきっかけになったのが私の兄です。
兄は昔から勉強やスポーツが出来て、社交性もあった為、いつも兄は友達がいて、周りから慕われていました。その為、幼い頃の私は兄の友達からも可愛がられていました。しかし、兄の世代が進学後、同級生から仲間外れ
にされたり、孤立する事が多くなりました。

(嫌われた理由は障害と病気の症状なのもありますが、過去に投稿した質問で述べているので、今回は割愛させて頂きます。)

当時は、友達や同級生を損得勘定で切り捨てるなんてとんでもない!と考え、納得がいきませんでした。しかし、年を重ねるにつれ、それが現実的な考えだと認めざるを得なくなりました。兄が周囲の人間から信用されたの
は、優秀で人を惹きつけるものがあったからで、もし兄が平凡で取り柄がなかったら、ここまで慕われなかったでしょう。友達として、付き合っていて楽しい、というのも1つのメリットです。
そうした現実を見てきた為、私自身、人付き合いを損得勘定で見ずにはいられなくなりました。振り返ってみれば、私も同じ事をしていました。中高時代、学校に居場所が無かった為、親や家族の顔色を伺っていたり、差別
したくないとか言っておきながら、見た目が派手そうな人は避けて、大人しそうな人にしか声を掛けなかったり、等です。

今は自分から友達作りはやめて、職場ではあえてドライな態度で接しています。勿論、挨拶など最低限の礼儀はわきまえていますが、何というか、他人に興味がなかった幼少期の頃の自分に近いです。

①結局、人間関係はギブアンドテイク(損得勘定)なのでは?

②学生時代に友達を作れなかった為、友達作りの仕方がわからない。どうすれば?(①を踏まえた上で)

若い頃、コミュニケーションに失敗したのを未だに囚われていると思ったので、相談させて頂きました。

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2020年10月24日 17時43分

無料カウンセリング掲示板の回答

Counseling Room Heart To Heart

KKさん、はじめまして。
Heart To Heartの楠と申します。
お悩み、拝見しました。

もう少し、詳しくお話を伺わないと分からないこともあるので、ご状況やお気持ちを推察させていただきながらお話しさせていただきますね。
KKさんは、人間関係は損得勘定なのではないかという疑問と、友達の作り方が分からない、というお悩みでご相談を寄せてくださったのですね。

学生の頃は、学校に居場所がなかったり御両親やご家族の顔色をうかがっていらっしゃったのですね。
これまで、人間関係でご苦労をなさってきたのですね。
たいへんでしたね。

社会人になってからは、挨拶など最低限の礼儀はわきまえていながらもドライな態度になってしまうのも、無理もないことと思います。
よく、頑張られていると思います。

よく、お辛いお心の内をお話しくださいました。
少しでも、KKさんのお力になれますようにお話させていただければと思います。

お気持ち、よく分かります。
私は、小学生の頃は体が弱くてあまり学校には行けなかったので、既にできているクラスの輪の中に入っていくことが難しく孤立していました。

いつの頃からか、いじめに遭うようになりました。
私も、派手な人や性格がきつそうな人は避けて、大人しい子たちとばかり遊んでしました。
でも、それでよかったと思っています。

カリフォルニアの心理学者メラビアンの法則によると、人の印象は視覚情報(見た目、しぐさ、表情、視線)が55%、聴覚情報(声の質や大きさ、話す速さ、口調)が38%、言語情報(言葉そのものの意味、会話の内容)が7%と言われており、見た目から得られる情報がその人の印象に大きく影響するということになります。

自分を守るために、自分を傷つけなさそうな人や一緒にいて安心できそうな人を選んだのは、自分にとっての防衛反応だったのではないかと思います。
人にはアイデンティティがあり、性格や価値観なども十人十色です。

友人の選択をするときに、損得勘定や差別化をしてしまっていることもあるかもしれませんが、それは価値観や居心地、その後の長い付き合いを考えてみると、お互いにとって必ずしも悪いことではないと思います。
例えば、人を惹きつける魅力がなくても、平凡で取り柄がなかったとしても、価値観が合う人や、人柄や居心地の良い人と一緒にいるほうがストレスも少なく過ごせ、長くお付き合いしていけることでしょう。

そして、入り口が損得勘定や差別化からはじまったとしても、お互いがもっと仲良くなりたいと思うようになり付き合いが深まっていけば、そんなことは忘れてしまうくらいの信頼関係だって築いていくことも可能です。
お互いがお互いに興味や関心を持ち、良いところだけではなく悪いところもよく知り合って、それでも一緒にいたいと思えるような方とお知り合いに慣れたら嬉しいですよね。

お友達の作り方についてですが、出会い方や交流を深める実践的なノウハウの前に、まずはこれから友人作りをするための準備からはじめてみると良いと思います。
それには、例えば、人と交流するためのマインドの調整の仕方やコミュニケーションの取り方などを学んでみるのはいかがでしょうか。

ご自身と、今一度向き合ってみることも大切です。
職場で、あえてドライな態度をとってしまうことやコミュニケーションに失敗したのを未だに囚われている、とおっしゃっていらっしゃるのには、ご理由や何かお気持ちもおありになることでしょう。

心配していることや不安など、整理して考えてみてください。
そして、考えたことに対してどう対処していこうか、未来に向けての取り組み方を決めていきます。
もしお一人では、なかなか考えがまとまらなかったり難しいとお感じになるようでしたら、やはりカウンセラーと一緒に取り組まれることをおすすめします。

カウンセラーとお話しているうちに、自然と、ご自身のお気持ちや考えがクリアになったり方向性が見えてきたりします。
話を聞いてもらうことで、きっと気が付くことも沢山あるはずです。
こちらにも対応可能な先生がいらっしゃると思いますので、是非リアルタイムで、ゆっくりとご相談されることをご検討なさってみてください。

ご参考になりましたら、幸いです。
KKさんのお悩みが改善されますように、心からお祈り申し上げております。

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2020年11月3日 15時05分


心理カウンセリング らしんばん座

KKさん、こんにちは。
カウンセリングルーム「らしんばん座」と、申します。

「人間関係は、ギブアンドテイク(損得勘定)なのでは?」というご相談なのですね。

そうですね。
まず、「損得勘定」という言葉を、何処まで当てはめるかで、変わってくると思います。
KKさんのご相談を拝見すると、何か「ある意図を持って、付き合う人を選別する」事全般を、「損得勘定」と捉えているような向きもありますが。
人の言動は、必ず「或る目的」を持っているという考えに依れば、「人間関係全てが『損得勘定』に基づいている」と言えることになってしまいます。

しかしこれは、本当に「悪いこと」でしょうか?
もともと、人が一緒に居ると言う行為自体が、何かの目的があってやっていることであって、それ自体は問題ではありません。
人は、一人では生きていくことが出来ません、だから他の人と一緒になって、お互いにもたれ合いながら生きています。
「人間は社会的な動物」と言われるゆえんです。

自分に危害が及ばないように、その危険がありそうな人は避ける。自分が話しやすそうな人を選んで、そのような人と付き合う・・・。
そういったことは、ごく自然なことであって、何も責められるような行為では無いと思います。
確かに人を選別するという行為は、「差別」につながる、良くないことではあります。
しかしそれは、程度の問題であって、「全てがOK。全てがNO」と言うことにはなりません。

KKさんご自身お気づきのように、良いことも悪いことも、人は皆お互いにやり合っています。つまり、全てはお互い様です。
それを自覚しながら、人間関係を気づくことが、大切なことです。

つまり、「人間関係は、ギブアンドテイク」ではあります。しかしそれの全てが「悪いこと」ではありません。
そして、最初は損得勘定で接近し合った人間関係であっても、その損得勘定を超えた関係になることも出来ます。

世の中のこと、全てが「0か100」なのではありません。
その間の「1から99」の部分の方が、ずっと沢山あります。

同じ論法で、「友達作りに失敗したから、今後も失敗し続ける」と言うこともありません。
人生100年とも言われます。
つまり、生まれてから死ぬまで、ずっと人間関係は続きます。そして、友達を作る機会も、数限りなくあります。

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2020年10月26日 19時08分