無料カウンセリング掲示板の質問
「自分の決断や判断が信じられない」に関する質問
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KKさん
以前、『持病と発達障害で気力が湧かず、頑張れない』のタイトルで質問した者です。現在、障害者手帳を取得して就労移行支援事業所に通っています。持病はナルコレプシー、発達障害はADHD+アスペルガー症候群です。
長文になります。
悩みの理由ですが、具体的に経験した例を挙げると、
・学生時代、友達を多く作ろうと決意→ナルコレプシーを小学校高学年の頃に発症。症状の居眠りが授業や塾の講義中に頻繁に起き、教師や同級生から嫌われる(当時は病気の事を知らず、怠慢のせいと見なされていた為、
反論が許されていない立場でした)。
→いじめや嫌がらせに発展し、居眠りを克服しようと試行錯誤するも失敗。我慢して不登校にはならなかったが、一人ぼっちの10代を過ごす羽目になる。→大学4年次にナルコレプシーが発覚するが、見返す機会は既になかっ
た(大学で出会った数名の親友はいます)。
・勉強を頑張ろう→居眠りを抑えられず、挫折。机に向かうこと自体、うんざりになる。
・運動部に入って集団行動を身につけよう→①が原因で部活の同級生や後輩からも馬鹿にされるようになる。
・大学生になったからバイトしよう→食堂で働くも、仕事が遅いといつも怒られる。発達障害の特性上、スピードと要領の良さが求められる仕事とは相性が悪かった(発達障害は2年前に検査で判明しました)。
・自立して親孝行ができるようになろう→進路決定に失敗が続き、結局親に負担をかけさせる→現在実家暮らしで、期待に応えられなかったことが負い目になって、親に何も言えない。
・自分の能力の限界を知ったので、社会で孤立しないように自己主張は極力避けて、相手から信頼を得るように振舞おう→信頼されるどころか舐められて孤立。非常に嫌な思いをする。→自分が厳しい態度を取ったり、自己
主張する時に限って相手からしっぺ返しを受ける事が続いたため、トラブルを恐れ、自己保身を第一に考えるようになってしまった。
・周りを見返してやろうと働きながら公務員を目指す→仕事のミスマッチで職場についていけず、自信をなくしモチベーションが下がってしまう。何年も筆記で不合格続き。
「自分の決断や判断によって行動し努力しても、空回りするだけで、結局嫌な思いをする」現実を思い知らされました。だから、自分のやりたいことがわからないんです。また、一番つらいのは「結果が全て」「他人を納得
させる力(学歴やスポーツ成績、役員名等)がなければ、自分の意見をいう事も毅然とした態度を取ることも許されない」と今までの経験から学習してしまったことです。自分も競争社会だということは理解しています。た
だ、私の周りの人間で、先述した力を持つようになった途端、自分より立場の弱い人間を見下した態度を取ったり、何かを口実に人を選んで相手を罵るなど、豹変してしまう人間がほとんどでした。そんな彼らの姿を見て、
「負け犬にはなりたくないが、競争に勝ったら自分もこうなってしまうのは嫌だ」と思い、競争意欲が湧きませんでした。
正直、こんなことなら最初から他人と関わず、自分勝手に振舞ってた方がまだ幸せだったんじゃないかと後悔する時があります。
自分でもいい加減この悪循環から脱出したいです。自分の人生を決めるのは自分自身ですが、その決断や判断が間違っていたものならば意味がありません。今までの経験を振り返って自分はどうするべきなのか、支援を受け
ながら良かれと思って行動してもまた同じことが起こるのではないか。どうしても答えを出せずにいるので、今回質問させて頂きました。
お忙しい中、恐れ入りますが回答よろしくお願いします。
2018年8月22日 15時33分
無料カウンセリング掲示板の回答
臨床心理シランの室
KKさん、はじめまして。シランの室です。
孫子の兵法書に「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」という有名な言葉がります。
これは兵法という戦の心得の言葉ですが、人生はある意味、勝か負けるかという戦場でもあります。
今のあなたに当てはめれば、彼とは社会であり、仕事であり、職場の人間であり、自分以外の人間です。
あなたが言うように、現代社会は経済至上主義であり成果主義であり、実績や結果がすべてだという色彩の強い社会です。しかし、それは職種や仕事内容によります。人を支援する仕事や教育関係の仕事には当てはまらない部分があります。また、経営者の考えによっては、人間的な職場もあります。
人間は立場や権力や地位を得ると、それを自分の力だと錯覚して威張ったり、力を誇示したりする「畜生的な人間(虎の威を借るキツネ)」が多いのも、現実にはよくあることです。実力のない中身の伴わない人間ほど、外側の仮の力(権力)に依存する傾向があります。
実績や成果を出していない人は、ものがいえないのは社会の現実かもしれません。結果を出していない人が言っても説得力がないし、誰もきかないでしょうから。
こうした社会の現実や人間心理を知ることが「彼を知ること」になります。
「己を知る」…これはとても難しいことです。人間の失敗の多くは自分を知らないところから生じているといってもよいでしょう。どうすれば自分を知ることができるか…。
まずは、行動(実行)することです。そして、その行動を省みることです。人間は成功より、失敗から多く学べると言われています。省みるためには、自分の客観視が必要です。
友人や先輩に相談することです。人に話すことは、自分の客観視になります。助言やアドバイスがあればベターですが、人に話すだけで客観視になります。そこで自分を見つめることができるからです。
もう一つの方法は自分の行動を記録することです。日記などに書き、自分を見つめることです。それから、人生の先人の書物などに学ぶことです。啓蒙書は本屋にたくさんあります。
いずれにしても自分を映す鏡の存在が必要です。鏡がなくては自分の姿が見えないからです。自分を知ることができないからです。
あなたの場合、ナルコレプシーや大人の発達障害がありますので、そうした障害や病気の特徴、そして自分の特性をよく知ることが大事になります。
現在、就労移行支援施設で訓練している最中ということですから、自分のことを知るよい機会だと思います。臨床心理士がいれば「心理検査」などでパーソナリティの特徴を査定してもらったり、業適性検査などをしてもらったりするとよいでしょう。
また、コミュニケーション力をつけるために、アサーショントレーニングなどをしてもらうのもよいと思います。
専門家に言わせれば、発達障害は発達のアンバランスの問題だと言っています。一般の人より優れた部分もあるし、また劣っている部分もあるということで、発達のデコボコ状態だと言っています。
よく例に出される代表的な有名人…アインシュタイン、ビル・ゲイツ(アスペルガー)、黒柳徹子(ADHD)などの方々も、発達障害ではなかったのかと言われています。彼らは秀でた特徴を最大限に生かし、自らの適性を活かした人たちです。
あなたも「己の特徴」を知り、それを最高に活かせる人になってください。そして力をつけ、自分に納得できる、正しい正義の人生(成果主義の人や立場で人を見るような人に振り回されない人生)を生きてください。
応援しています。
2018年9月1日 22時48分
お礼コメント
回答ありがとうございます。遅くなって申し訳ありません。
・ 就労移行支援事業所に通っている時は日誌を書いていますが、それ以外は記録していないので、やってみようかなって思います。
・ 「彼を知る」=社会の現実や人間心理を知る、のも難しいですね…。自分が権力や強い立場を得たら、今までの反動で畜生な人間になりそうで恐いです。それまでの恨みや報復の気持ちとどうやって付き合えるかでしょうか。
己の特性を理解しないまま努力しても、辛いだけですよね。病気や障害を完全に納得して受け入れるのはまだまだ時間がかかりそうです。
2018年9月6日 12時49分
クラリオンヒーリング(気功・整体)
KKさん、はじめまして。お悩みの件、拝見しました。
現在は、障害について社会や企業も一定の理解を示し雇用の面でも義務化
がはかられていますので、現況の障害について悲観的に考えることもない
と思います。KKさんの事を、会社に理解してもらった上で仕事をすると
いう事が良いと思います。
精神的な部分での助言ですが、人と関わる時極力人間性の良い方と接する
ことです。平気で人の悪口を言ったり、ネガティブ思考の人達と関わって
いるといつも不快感を感じるようになります。
逆にポジティブ思考の人達は、逆境に立たされた時や困難にぶち当たった
時こそ、本当の真価が問われると考えます。そのような人達との交流
が多いと、生きる上で良い方法を教えてくれたりします。
また、出来ないことを出来るように変えていくのが人生であり、人間個々
の役割です。ただその方向性が、自分の関心や興味、能力に合っている
のか見極めなくてはなりません。
自分のやりたいことがわからないとのことですが、追及してわからな
かった時は、他人の生き方から自分を見つめなおす努力も必要です。
何かご質問ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
2018年8月23日 14時30分
お礼コメント
回答ありがとうございます。
出来るだけ文章を短く、わかりやすくしたかったのですが、病気や障害の内容を記述するのに文章が長くなってしまいました。
今度は就職でのサポートがあるから、前よりは希望が持てそうです。
ポジティブ思考の人達は正直、羨ましいですね。出来ない事を出来るように…ですか。
どう努力していいかわからない時や行き詰まった時、その人達はどう対処してるんでしょうか?
2018年8月29日 13時27分
絶対・永遠はありません
KKさんこんにちは。愚禿進といいます。
発達障害(ADHDとアスペルガー症候群)とナルコレプシーを抱えて大変だと思います。私も現在難病である潰瘍性大腸炎、脳出血後の後遺症、アルビノによる視覚障害を抱えながら、障碍者施設を定年退職し、今は自由に年金ぐらしをしている状態です。
私は、この世の中が競争社会であることは知っています。でもその社会で勝ち組になろうとは思っていませんし、勝ち組になれないこともわかっています。でもこれまでに敗北感に打ちひしがれたことはなく、生きてきました。それは考え方の違いです。あと2年後に2度目のオリンピックが東京で開催されますが、パラリンピックに出場できる障碍者は障碍者の中でもほんの一部です。スポーツの世界では勝ち組があって当然です。私などはテレビ観戦するだけです。勝負の世界にも入れません。でも人生は勝ち負けの世界ではないという考え方を持っていますから、楽しくてしかたありません。まだあなたは若い。病気や障碍を抱えたままでも人生は十分楽しめます。「負け犬にはなりたくないが、競争に勝ったら自分もこうなってしまうのは嫌だ」とおしゃっていますよね。それはあなたの今までの経験から出た本音と違いますか。私は努力して頑張ればなんとかもうちょっとよくなるという「希望」も捨てきれない。それは私が若かったころ持っていた考えですが、今は違います。世の中もどんどん変化してきました。それに伴って私自身も変わってきたのは当然でしょう。
でも、人生80年、90年いや100年という人もいるでしょう。私なんか死ぬまで何があるか、何が起こるかわからないけど、死ぬその瞬間まで楽しみたいと思っているんです。お金を設けたり、地位や権力を手にしたりという競争社会の中には入らなくても、勝ち組にならなくても、違う意義を見出すことも人生の楽しみ方ではないんでしょうか。人生に意義や目的なんかなくてもいいという考え方だってできるんですよ。
世間から押し付けられた価値観は強者の価値観ですね。世間はほんの一握りの勝者のために、我々のような庶民にこの価値観を押し付けていることに気が付いてくれません。
KKさんあなたはあなたの生き方を見つけてください。大金持ちになりたいのか、名誉や地位を得たいのか、自分らしい人生を歩みたいのか、等々どんなことでも人から、世間から押し付けられた人生でなく、自分の人生を歩んでください。
2018年8月23日 11時25分
お礼コメント
回答ありがとうございます。
本当はもっと文章を短くかつ、わかりやすくしたかったのですが、病気や障害の影響を記述するのに長くなってしまいました。
自分は自分!と思いたくても、いつも一人ぼっちの自分を誇れる気にはなれません。好き好んで1人になった訳じゃありませんから。自分は1人ぼっち、という劣等感をこの先、どう解決するかが私の人生を変える1歩なのかな、とご回答の内容を見て思いました。
2018年8月28日 12時56分