「自分なりの助言」を信条とする、仁世案内館代表カウンセラーです。

娘さんとしては、何の前触れもなく、いきなり、裁判所からの差し押さえ通告が届き、家に借金があると聞かされても、現実として受け入れきれず、自分の心のバランスを保つためには、現実逃避をするしかなかったのでしょう。
あなたとご実家で言い合いになったのも、娘さんには、まだ、ご両親への疑惑で一杯なのでしょう。

娘さんが心を開かない理由。
進学の夢が断たれたことだけであれば、怒りの矛先は、父親に向けられたはずです。
しかし、怒りの矛先が、父親ではなく、あなたに向けられている。

娘さんの普段の性格とか生活態度が分からないので、推測になりますが、娘さんが心を開かない理由は、２つ考えられます。
一つは、娘さんは、悔しかったのではないでしょうか。
何に対して悔しいのか。
長女として、あなただけに、辛い思いをさせてきたこと。
あなたと一緒に苦労できなかったこと。
あなたが、父親をかばうこと。
そして、もう一つは、借金を抱えるような父親とあなたが所帯を持ち、自分はその犠牲になった娘だと思っていること。
２つの理由は、全く正反対の理由です。
これは、前述したとおり、娘さんの普段の性格とか生活態度が分からないからです。
でも、あなたでしたら、娘さんの性格から、娘さんがどのように思っているか、察しが付くと思います。

今回のすべての元凶は、旦那さんにあります。
本来であれば、旦那さんが、父親として娘さんに説明すべきところですが、娘さんは、父親を二度と信用しないような気がします。

それならば、借金がらみの言い訳ではなく、ご家族の将来設計を今一度考え直し、前向きな案として、あなたが娘さんに提示しなければ、娘さんは納得しないでしょう。

ただ、正直なところ、難しいですね。
父親から、謝罪の言葉を聞きたいと思っているとも考えられますので・・・。

いずれにしても、娘さんがご実家にいるうちは、あまり娘さんを触発せず、お母様にそれとなく情報を貰って、娘さんの将来設計を考えてあげた上で、娘さんと話し合われることが最善だと思っております。