対人恐怖症だと自分で思い込んでいる人が実は用心深いだけだったり、逆に、自分は楽天家だ、友達は多い方だ、と言ってイメージ的に明るい人が、実は気が小さいために気を使い過ぎて実はストレスで不眠症や何らかの依存症に悩まされていたり、という事が、意外にあるかもしれません。

相手が自分に対してどう思うか、敵意は持たないだろうか、などは、気にしない人でも、少なからず持った事のある、しかし、忘れてしまった感情であるかもしれません。もちろんそんな事考えた事も無いという人も沢山いると思いますが・・・。

子供の頃に、親に、ああいう人とは近づかない方がいいわよ、とか、あんな風になっちゃ駄目よ、と言われていたり、又、自分が話す前に親が知らず知らずのうちに代弁してしまっていたり、又、親しいと思っていた人に影で思いがけず悪口を言われていたり、何かそこには対人恐怖になるきっかけがあったのだとおもいます。

どんなに人嫌い、人が怖い人も、何かに没頭してるとき、感情がたのしい、嬉しい、面白い、などのプラスの感情に溢れている時は、さほど普段程の恐怖心を抱いていないと思います。

わかってくれてるんだな、自分の事を警戒してはいないんだな、と思ってもらえるような状況になれるように何も気にせず自然に振る舞い、楽しい話を増やしていけばいいのではないでしょうか？と言ってもいきなり一人でテンション高くなっても不自然なので、大丈夫、貴方も私の友達だよ、という気持ちが自然に伝われば、少しずつ心を開いてくれるのではないでしょうか？

対人恐怖症なんだよ、と貴方に話してくれた事自体、貴方に心をひらいているのかもしれません。考え過ぎなくて大丈夫だと思います。

こんにちは。
横浜馬車道にあるカウンセリングルームです。

対人恐怖症と診断？されたご友人への対応のご相談です。

現在はカウンセリングをお受けになっているとのこと。

特別な配慮は必要としないですが、無理に何かをしようとはしないことです。

悩みの相談に対しては、指示をするのではなく、聞き役に回り、共感してあげる

ことです。

アドバイスについては、内容にもよりますので回答が難しいですが、

疾患にかかる部分や重要な判断については、医師やカウンセラーに

お任せすることです。

そしてあなたに出来ることは、「○○さんを見守っている」というサインを

出し続けることです。

心理カウンセラー　田中遥