お久し振りです。
既に二度ほど相談させていただいている者です。
いくつものご助言をいただくことができ、本当に感謝しております。
もうご迷惑をおかけすることはしまいと思っていたのですが、
これ以上はどうしても耐えられないと思ったので、
また改めて相談させていただくことにしました。
わがままは重々承知致しておりますが、
願わくは少しでもお力をお貸ししていただきたく存じます。
どうかよろしくお願い致します。

初めてこちらにご相談させていただいたときは、
私はまだ就職活動の真っただ中にいました。
アルバイト先の同僚が恋人になってくれたものの、
彼女の人並み外れた忙しさと、
それでも彼女を追い求めてしまった私の欲が原因で、
彼女から距離を置こうと言われてしまったのでした。
自分を見失っていたことに気づいた私は、
就職活動に成功して彼女を迎えに行き、
今度こそ幸せな恋人同士としてやり直そうと決意して、
本気で就職活動を行ったのでした。
強い自分になるために、葛藤する自分を受け容れ、
ついに私は念願の内定を勝ち取ることができたのでした。

二度目にご相談させていただいたときは、
そんな私がその後、彼女と別れることになったときのことでした。
私は内定を勝ち取ったものの、
結局彼女との関係は大きく変わることはなく、
それどころか少し警戒されるようになってしまったのでした。
元々職場で恋人同士として振る舞うことを彼女から制約されていた上に、
デートにも行けず、メールも返してもらえず、
相手の振る舞い方まで、素っ気ないものに変わったのです。
私はかなり激しい心の葛藤を、毎日感じていました。
それでも私は彼女が大好きだったから、
自分からふったり、嫌いになったりすることだけは絶対にしたくなくて、
彼女は忙しくて心の余裕がないのだから、
デートもメールもできなくても仕方ないではないか、
彼女は忙しいのだから素っ気なくても仕方ないではないか、
本当に彼女のことが好きなら、
自分の欲のために苦しむのは自分のエゴだし、
自分が苦しいからって彼女をふって苦しめるのも自分のエゴだし、
どんなに苦しくても自分は耐え続けなければならないのだと、
何度も必死で自分に言い聞かせて耐え抜いてきました。

仕事の忙しさと精神的な不安定感でボロボロになったころ、
ちゃんと自分の思いを形にして伝えたくて、
彼女に長い手紙を書きました。
彼女の返事は、「関係を元に戻したい」でした。
会って話を聞いたところ、
原因は彼女の勝手な気持ちにあること、
私自身はただ純粋で優しいだけなのに、
職場の先輩としても尊敬しているのに、
私が彼女を想えば想うほど、
私が彼女を責めてくれないために
自分で自分を甘やかしてしまうことになること、
彼女のために私がかなり無理をしているのも見るのがつらくて、
本来尊敬していた部分まで含めて
嫌いになってしまいそうな気がするということ、
そして忙しくて余裕を持てない自分も嫌いになりそうになること、
自分は本音を言うことを嫌う人間であるからこそ、
私の素直さが逆に怖くなってしまうこと
そんなことを考えているとつい誰かのせいにしたくなり、
本当は誰にも冷たい態度を取りたくないのに、
私に対して素っ気ない態度になったり、
メールを返さずに済ましてしまったりしてしまうこと、
そんな色々なことを打ち明けてくれました。
決してそんなことはない、
今回のことは全て私の力不足が問題なのだと
私は彼女に対して思っていたのに、
結局彼女は私を一切責めることなく、
むしろ好きな気持ちを失いたくないからこそ
別れるという決断をしてくれたのでした。
私はそんな彼女を、
本当に素晴らしい女性だと思いました。
私たちは付き合う前の仲の良い先輩後輩関係に戻ろうと約束し、
最後まで笑顔でお別れしたのでした。

別れてからもずっと、
私は彼女を忘れることができませんでした。
一日たりとも彼女を忘れた日はありませんでした。
朝起きるとすぐ浮かんでくるのは、彼女の笑顔でした。
そして、付き合い始めたばかりの頃の楽しかった思い出、
抱きしめたりキスをしたりした思い出、
そんな様々な記憶が頭に蘇ってくるのでした。
元に戻ろうと約束したものの、
彼女はすぐには戻りませんでした。
私から積極的に話しかけても、
以前のように振る舞うことはしませんでした。
仲良くなるために別れたはずなのに、
結局また彼女を待つ日々が続くことになり、
私は深い絶望を味わいました。
週に1度は「死にたい」と思いました。
週に1度は朝から憂鬱で、泣いていました。
古い友人に久々に会うと、
必ず「痩せたね」って言われるようになりました。
そうしてひと月ほどたったある日、
とうとう彼女が笑顔で話しかけてくれるようになりました。
私はようやく明るい気持ちに戻り始め、
再び積極的に振る舞うようにしました。
彼女と話せればそれが何より嬉しく、
話しかけられなかった日は、気持ちが塞ぎました。
そんな関係が2か月ほど続きました。

クリスマスが開けたある日、
彼女はとても明るく、
私に対しても積極的になっていました。
私は嬉しくて仕方ありませんでしたが、
そんな態度は少しずつ消えていき、
また私に対して少し素っ気なくなってきました。
それでも私は別れた日の約束通り、
元に戻れつつあることが嬉しかったから、
年賀メールで、彼女にその喜びを伝えました。
返信はありませんでした。
年が明けてから、彼女はかなり素っ気なくなりました。
目が合うと、笑顔を解くようになりました。
私は不安が募りましたが、
テストの時期で疲れているのかと思い、
何とかやり過ごそうとしました。

数日後、同じ職場の友人から、
彼女に新しい彼氏ができたと告げられました。
クリスマスから手に指輪をはめていて、
一部の人にはそれで気づかれたようでした。
本当は、彼女はそのことを誰にも知られたくなかったようです。

私はかなり激しい動揺を覚えました。
これまで自分が耐え続けてきた日々は何だったのか、
私との思い出や私に対する思いを、
彼女はもはや忘れてしまったのだろうか、
忙しくて付き合えなかったはずではないのか、
隠したいのになぜ指輪をはめてきたのか、
私とは元に戻るという約束をしたはずなのに、
なぜ私に報告してくれなかったのか、
新しい彼氏ができたならなおさら、
なぜ私と付き合う前のように振る舞わず、
素っ気なく接してくることになるのか、
そんな様々な思いが渦巻いて、
悔しいやら悲しいやらで号泣しました。
これまで必死に耐えてきたことが虚しく思われて、
私に新しい彼氏ができたことも伝えないまま、
恐らくは私に知られることに対する恐怖心ゆえに、
約束も守らず素っ気ない態度を取る彼女に怒りも覚えました。
それでも私は、彼女を嫌いになる自信がありません。
ただ約束通り、元の仲良しに戻りたい一心でいます。
そんな気持ちを彼女にちゃんと伝えようとも思いましたが、
それで関係が悪化したらと思うと、
ひどく恐ろしくなります。
本来ならまた私が我慢するべきところなのかもしれませんが、
私はもう、耐えることに疲れ切ってしまいました。
これ以上、彼女のために思い煩うこともしたくありませんでした。
こんな考え方は本当に自分勝手だと思うので、
そんな風に考える自分のことも、否定したくて仕方ありません。
そうやって考え始めると、絶望的な気持ちが高まって、
両腕に痺れに近い感覚を覚えます。
どうするのが一番良いのか分かりません。

やはり私がいけないのだと思います。
家族も友人もそう言います。
思いを伝えれば、関係が悪化する恐れがあると言われます。
放っておくならば、どんなに素っ気ない態度を取られても、
決して苦しい思いを感じてはならないし、
弱音も決して吐いてはならないと言われます。
いずれの選択肢を取るにせよ、
私は大きなリスクと背中合わせになる気がします。
そんな緊張感の中でこれ以上、
自分の気持ちを保っていられるか不安です。
今の私は、とても混乱しています。

まとまらない文面で申し訳ありません。
何かヒントをいただけたら救われると思います。
お手数おかけして本当に申し訳ありません。
どうか宜しくお願い致します。