こんばんは。

親と子の関係、夫婦の関係、男と女の関係。

この三つが世の中の課題の多くを占めています。

特に親子の関係は根深く

心理療法では、家族療法というジャンルがあります。

未だ確立した対処療法はありませんが

こうしたセラピーをお受けになることにより

課題の軽減が図れます。

あるいはイメージセラピーなどで過去の出来事を呼び起こし

清算をするという方法もあります。

ぜひ、お試しください。

始めまして、りりこ様。カウンセリングルーム　こころのピースの佐々木と申します。

昔から母は弟をひいきし、りりこ様に辛い言葉や仕打ちをしてきていたのですね。
それが最近になり、メールの内容から母が感情的になり、
今までかけて来たお金を返して、親子の縁を切りたいといってきた。
りりこ様はそんなことで親子の縁を切られるのは悲しいことだけれど、
これ以上無理をすることはないんだとも感じ、お金を返してあげたのですね。
その後母親から謝罪があり、仲直りした方が良いと感じながらも
また辛い思いをすることになるのかもしれないと不安になり、行動に移せなかった。
そうしたら今度は父親が母親の言い分を聞き、りりこ様に騒動を治めるようにと
強い口調で言ってきて、りりこ様は今後親子関係をどうして行くべきなのかと
悩んでいらっしゃるのですね。

子どものころの出来事がフラッシュバックし、悲しくなったりするとのこと。
それはその当時の感情が心の中で生き続けており、その時の気持ちを分かって
欲しいと訴えかけているのです。
両親との関係は多くは年齢を重ねるとおだやかになることが多く、そのため
その当時の気持ちははっきりと見える形で現れることは少ないのですが、
りりこ様の場合、その当時から引きずる親子の問題がいまだ解決に到っておらず、
非常に具体的に心の傷が現れてきているものと思います。
表に表れてきにくいインナーチャイルドはインナーチャイルドセラピーなどにより、
当時の自分の気持ちを理解し、自分自身が受け入れることで次第に解消されて
いくことができますが、りりこ様の場合は過去だけでは無く、今の親子関係も
そのまま影響していますので、まずはこの関係の改善を目指すべきだと思います。

子どもの頃には言えなかった、自分の気持ちをしっかりと聴いて欲しい、
受け入れて欲しいという願いをご両親に直接ぶつけ、ご両親がその気持ちを
理解し、ありのまま（批判や言い訳などをせず）受け入れてくれることが
一番の改善方法だと思います。
本来子どもは親に全幅の信頼を寄せ、親のことを無条件に受け入れます。
そうすることで信頼関係を構築し、安心して外の世界に向かうことが出来るのです。
ですが弟中心だったりりこ様の親子の信頼関係はその気持ちを受け入れてもらえなかった
ことで不安定なものとなっています。
今回の出来事はりりこ様にとって非常に辛いものであるとは思いますが、
この機会に今までの悪い親子関係を打ち切り、新しい親子関係、
本当の親子関係、自分自身になるために活用することも出来るのです。
なかなか親だからこそ本音で言えないこともあるかと思いますが、
今までの自分、これからの自分を変えるためにもこの機会を活用されてみては
いかがでしょうか。
おそらく、ご両親からは反論や言い訳も出てくるでしょう。
でもその言葉を言葉だけを捉えず、その時の家族の状況やご両親の状況、
弟さんの状況から見てみたときにどのように感じるかも受け止めながら
お話し合いをしてみてください。

良い関係を取り戻し、常に心休まることが出来ますよう、心よりお祈りいたしております。