あなたは、苦しみの原因は分かっているようですね。今はその原因になっているものから離れることが一番だと思います。苦しみは、人に何かを教えてくれる役割を持っています。苦しんだ分だけ、そこから何かを学べば、今後のあなたの人生は開けてゆくでしょう。そして、もっとよい出会いができると思います。離れるには勇気が必要です。

以下に苦をもたらす「とらわれ・執着」について私見を述べてみます。参考になれば幸いです。
苦しさは対象に執着することによって作られます。執着はやがて、心の濁りや汚れ、偏りとなっていき、心は自由を失い対象に縛られていきます。

　あなたは心がきれいで純粋です。それゆえに、自らの心の濁りや汚れに耐えられなくなります。
　心の濁りや汚れは何が原因で起きるのでしょうか。ブッタ(生命の真実を悟ったとされている)が探究してきた課題でした。ブッタは心の汚れは人間の煩悩(秩序を失った欲望)にあると究明しました。しかし欲への執着は人間が生きている証でもあり、私たちは煩悩をなくすことはできません。
　
煩悩が自分のことだけに使われてしまうと、心は汚れていきます。地位、名声、お金、家、土地、健康、才能、人間関係、好きな異性、食べ物、酒などに対する執着、そういったものを手に入れたいと人は追い求め、執心してしまいます。

なぜなら、それらを得ることができれば幸せになれる、楽しい人生になると思っているからです。その結果、欲望達成のため、自己中心的な生き方になり、いつしか心が汚れていくのです。その心の汚れが、正常な思考や理性を曇らせ、ますます目先の快楽や心地よさに自分を忘れさせていくのです。結果、心の汚れや濁りは深まり、本来の清らかな心は失われていきます。
　
　また求めたものが得られないと、人は苦しさや怒りを感じます。ですから求めたものを得ようと、後先考えずに他者を犠牲にしたり、傷つけたり、裏切ったりすることさえあります。その執着・対象へのとらわれが心を濁らせ、汚していきます。やがて、それが積み重なり苦しみの原因になっていき自縄自縛になっていきます。執着を解き放てば解放されます。
　
　物事のとらえ方、見方、考え方という知識する力、認知の深い心の深層に、実はこの煩悩が渦巻いているので、知識では、これらの心の濁りや汚れを浄化することはできないのです。大学者、著名な知識人とか宗教家、医者とか全く関係ありません。自分を飾る外面は役に立ちません。心の問題だからです。
　
　欲への執着がなければ、人間の進歩も成長もありません。欲望は善にもなれば、悪にもなります。つまり、欲望をどのように使うのかが問題なのです。自らの欲望(貪り)を明らかに見ていくことが肝心なのです。ある場合は、執着する対象から離れることも必要になります。「君子危うきに近かずかず」とはこのことを教えています。
　
　また自分の利益のためだけに欲望を使うと心は汚れていきます。太宰治の「走れ　メロス」の主題は、このことを描いていると私は思っています。登場人物の王様は、私利私欲に執着する臣下を次々と殺していきます。きれいごと言う仮面の裏にある醜い人間のエゴが王様には見えていたからです。だからこそ、そのエゴの醜悪さに我慢がならなかったのです。王様はある面では青年の純粋なきれいな心をもっていたのです。それは研ぎ澄まされた太宰治の心眼でもあったのです。やがて王様は、友人のために自らの命さえ引き換えにするメロスの純粋なきれいな心に感動し心を開いていきます。そして、「私も友の仲間入りをさせてくれないか」とお願いします。
　
　欲望を自分も利し人も利していく方向で使かっていく。つまり欲望を人に貢献するために使うと心は清められていくことを教えてくれています。執着対象の転換です。
　
　こうした生き方が今の人間社会に欠けているといってよいでしょう。人間が自己中心的な欲望で濁り、社会にエゴが充満し汚れきっているのです。その結果、人々は迷いの苦海に漂っています。しかも、多くの人は、そのことに気付いていません。
　
また人間や社会の煩悩の濁りが、自然の種々の災害を呼び起こしているといってもよいでしょう。なぜなら、人間と環境は一体であり、生命の深い次元で振動しているからです。つまり人間と環境は相依の関係で成り立っているのです。
　
人間が本当の意味での共生、つまり自分を利するとともに、人をも利していくという生き方、それがすべての生命あるものの本来の姿であり、人間の心の浄化をもたらします。そして心は解放され自由になってゆきます。

AILSTHさん、こんにちは。
カウンセリングルーム「らしんばん座」と、申します。

そうですね、もやもやしてしまいますね。
たしかにAILSTHさんとしては、彼女がもう他の男性と付き合ってしまっているのか、明確にわからないだけによけいに気をもんでしまいますね。
そんな気持ちになってしまうAILSTHさんにも、無理はないと思います。

きっと、この真相がわからないことが、AILSTHさんを余計に苦しい気持ちにさせているのだと思います。

しかし、このご相談に書かれていることは、すべてAILSTHさんが、そう思っていることですよね。
彼女が、本当にネット恋愛する気持ちが無いことも、AILSTHさんに牽制していることも、すべてAILSTHさんが考え出していることです。
つまりAILSTHさんは、自分が考え出した影におびえて、その影を不安がっているのだと思います。

その不安を解消するためには、「行動を起こす」ことが必要です。
いくらAILSTHさんが考えても、状況は変わりません。彼女が本当はどんな気持ちでいるのかを確認することが、このもやもやの解消になると思います。

とはいっても、AILSTHさんにとって、行動を起こすことはかなりの勇気が必要なことなのでしょうね。
確かめて、決定的な結果になってしまったとき、自分がどうなってしまうのか不安なのでしょうね。

どうでしょう、このままモヤモヤを引きずってしんどい思いをし続けるか、彼女に確認してみるか、その前に諦めてしまうのか？
上手くいったときと行かなかった時を想定して、どれが一番AILSTHさんにとって、すっきりすることが出来るのかを、考えてみてください。

あなたの気持ち、そして状況についてお話ししてくれてありがとうございます。複雑な思いを抱えているのですね。

まず、彼女が「ネット恋愛はしない」と言っていることから、彼女自身の気持ちや状況がどうなっているのかはっきりしない部分があります。彼女が他の男性と一緒に遊ぶことが多いと、あなたとしては不安や嫉妬を感じるのも無理はありません。

ただ、彼女ともう一人の男性の関係について確証がない限り、あなたが考えすぎてしまうのも良くないかもしれません。彼女が通話を続けていることは気になるところですが、必ずしも恋愛関係に発展しているとは限りません。

あなたが彼女に対してどうしたいのか、どんな関係を築きたいのかを考えてみると良いでしょう。もし、彼女に興味があるなら、少しずつ距離を縮める努力をしてみるのも一つの方法です。ただし、無理をせず、自分の気持ちを大切にしてください。

また、彼女があなたのことをどう思っているのかも気になるポイントです。ゲームの招待が来ることや、LINEでのやり取りが続いていることは、嫌われているわけではないかもしれません。彼女自身もあなたを気にかけている可能性があります。

最終的には、自分の気持ちを整理し、前に進むことが大切です。もし今の状況が辛いのであれば、一度距離を置いてみるのも良いかもしれません。それによって、彼女に対する気持ちや自分自身の気持ちが見えてくるかもしれませんよ。

こんにちは、Ｓ．Ｌｉｇｈｔ．Ｍの瀬川と申します。

ご相談内容を拝見させて頂きました。

人の本心というのは、端から眺めてもなかなか分かり辛く、正解や間違いも無く、時と場面に応じて移ろうものでもございますので、色々と考えてしまったり、時には悶々とするようなお気持ちも理解出来ます。

そして、私達の潜在意識は「現実とイメージ・想像を区別出来ない」という特徴がございますので、事実は別として、ネガティブな面を自分の中で思い続けていると、良い方向に進み辛くなります。

つまり、想像・イメージの中で、相手の人物像（虚像）が勝手に作られ、それが相手の本当の姿であると錯覚を起こしやすくなるという意味になります。

そして、コミュニケーションでトラブルになりがちなのは「意見や見解の相違」である事は少なく、「お互いに敢えて避けている隙間（話題）」に生じやすいという特質がございます。

故に、あくまで私個人の見解ですが、男性の方はお友達との事ですので、率直に「付き合っているの？？？」「彼女の事が好きなの？？？」「自分は彼女に好意を持っているよ」など、お友達から直接聞いたり、AILSTHさんの本心を話しても宜しいように感じます。

そして、その上で、「次に」彼女に対する質問であったり、AILSTHさんの思いを伝えてみるなどの、まずは「段階を踏む」事が大切で役立つように感じます。

そして、仮にお友達と彼女が付き合っていたり、彼女がAILSTHさんを付き合う対象ではないなどの、最終的に諦める事に繋がったとしても、まずは聞いて話す事の後で宜しいかと思います。

勿論、言葉で言う程に簡単な事ではなく、勇気も必要になるでしょうが、「後悔先に立たず」や「思い立ったが吉日」という言葉もございますし、好意を抱くのは自然な事です。

大切で必要なのは、仮にフラれた場合では、キッパリと諦めて次に進むという事であり、それが守れ実践出来るようでしたら、お友達と彼女にAILSTHさん思いの丈を素直に伝えて宜しいと感じた次第です。

そして、繰り返しですが、最初はお友達に対してであり、お友達の返答に応じて次に彼女に向けてどうするのかという順番がポイントになるように感じます。