テラさん、こんにちは。
カウンセリングルーム「らしんばん座」と、申します。

会社で盗撮をしてしまったことが発覚して、不起訴ということで解雇にはならず、異動・減給の処分を受けているのですね。
しかし、「こんな自分は、もっと苦しめ、もっと不幸になれ」という想いが強くあって、ご自分を責めてばかりいるのですね。

そうですね。まずご相談を拝見して、何か矛盾しているような印象を受けてしまいました。
自分に対して「もっと苦しめ」と思っているわりには、何か今のテラさんご自身から、逃げているような印象を受けました。

例えば、奥様に事実をまだ話せていないのですね。
あと、覚悟を持ってお勤めをされているわりには、周囲の目を気にしているのですね。

確かに今の状況のまま会社に勤め続けると言うことは、とても辛いことだと思います。
ただ、「苦しめ」と思っているのならば、あえてこの辛い状況に自分を晒すことを恐れてはいけないと思います。
何か、言っていることとやっていることが、食い違っているような印象を受けました。

言ってみれば、他人はテラさんが思っているほど、テラさんのことを気にかけているわけではありません。
テラさんが普通に過ごしていれば、周囲はその事をあえて話題に出すわけでもなく、「一応」は普通に対応してくれるとは思います。
言ってみれば、テラさんが独り相撲をとっているような状況です。

問題は、この不祥事という問題とは必ずしも関係なく、テラさんに自責の念や自虐的な発言をしてしまうと言うことだと思います。
おそらく、奥様から「そこまでは思っていない」と思われるほどの自虐ぶりなのですね。
そしてそれが、奥様を苦しめているという自覚はあるのですね。

自虐は他罰の裏返しとも言えますし、また奥様に対して上位に立ちたいという欲求の表れかもしれません。
（この相手、特に女性に対して上位に立ちたいという欲求が、盗撮の原因なのかもしれません。）
自分に対してストレスをため込んでしまうのも、他人を支配したいという欲求が叶えられないことが原因かもしれません。
他人を攻撃したいのだけど、出来ないので自分を攻めてしまう、という感覚ですね。

とにかく、今の状況を軽々に改善することは考えにくいです。
テラさんが「苦しみたい」と思うのなら、存分に苦しんだら良いと思います。

しかし、この不祥事もテラさんが自分でやってしまったこと。
自分に対して「苦しめ」と思ってしまうことも、これもテラさんが自分で自分に対してやっていることです。
ということは、「自分」でどうにか出来ると言うことも、同時に言えます。

カウンセリング等でご自分を洞察しながら、どうすれば良いか答えを見つけ出すことが、この問題に対する回答になると思います。

起こしてしまったことは、もう取り返しがつきません。被害者への謝罪と被害に遭われた方がどんな思いか、もし自分の娘がそんな目に遭ったらどんな気持ちになるか今一度自問自答してください。
ただ、自分を責めても何も変わらないですよ。
人は、夜眠る時に一度死んでいると言われてる。なぜなら翌朝目が覚めなければお陀仏です。なら生まれ変わったと言う気持ちで起こしてしまったことを引きずって生きないことです。
2度と同じ過ちを犯すことはあり得ないこと。一心不乱に仕事に集中、死ぬ気で生きたら何でもできますよ。いつでも相談に乗ります。お気軽にご連絡ください

こんにちは、Ｓ．Ｌｉｇｈｔ．Ｍの瀬川と申します。

ご相談内容を拝見させて頂きました。

まず最初にテラさんの仰っております『こんな自分は、もっと苦しめ、もっと不幸になれ』との思いは《 自己憐憫 》と言われるものであり、いわゆる悲劇の主人公のようなものになります。

そして、この自己憐憫に強く陥っている時には、自分で勝手なストーリーを創作しがちになり、そのストーリーに登場する誰かに対して偽の人物像を勝手に創り上げ（偽の人物像を誰かに勝手に押しつけ）、その偽の人物像と勝手に対話をしてしまうという事がよく起こります。

例えば「（ストーリーに登場してくる）誰かはこのように思うはずだ」、そして、そこに留まらず「間違い無くこのように思っているはずなので、自分にこういう事を言ってくるだろう」などのように、言わば《 一人相撲 》を取ってしまうようなものになります。

テラさんの奥様が仰る『そこまで思っていない、そんなこと言うのは止めてくれ』に当てはめてみると、より見えやすくなるかもしれません。

そして、この自己憐憫が昂じて来ますと、次第に依存傾向に繋がりやすくなり、これが人との関係では傷の舐め合いのような共依存となり、物に対しては依存症気味になりやすくなります。

そして、この自己憐憫と依存が行き着く先が誰かや何かの責任する責任転嫁というものになります。

そのような意味では、テラさんにおかれましては今回のご相談で既に自己憐憫に気づいておられる事と思いますので、依存や責任転嫁の方へは進む必要も無いですし、進む事も無いかと存じます。

そして、今回の事からは真の優しさというものを考えるキッカケとなるかもしれません。

例えば奥様には異動のみで、その原因である盗撮の事はお話されていないとの事ですが、奥様が知らずに済む事で問題が無いようでしたら（いわゆる知らぬが仏です）、わざわざ伝える必要は無いかもしれません。

もし、テラさんの中で奥様に話していない事が苦しくなるような際には、この点を改めて熟考された上でご判断してみて下さい。

また、これは盗撮の相手方にも当てはまる事であり、既にちゃんと心からの謝罪を行っているようでしたら、仮に顔を合わせる度に良かれと思って謝罪していたりなどが行われてしまいますと、相手はもう忘れたい事で終わりにしたいと思っている気持ちを踏みにじるケースなどもございます。

そして、二度と同じ事を繰り返さない為には、これもテラさんが仰っております『生き恥を晒す覚悟で勤めるつもりです』における《 思い・言葉・行動の一貫性を保ち続ける 》という事で可能になっていく事と感じます。

そして、テラさんのお書きになられた今回の内容について客観的に見てどうなのかという点ですが、今回ご自身と向き合い、これ迄の自分自身を振り返った上での内容でしたら、そこに正しいや間違いなどはなく、一番大切なのは《 今ここから 》変わった自分を《 体現 》していく事になります。

この「体現」というのが、先程の《 思い・言葉・行動の一貫性を保ち続ける 》という事になりますが、それと同時に反省を踏まえた上での良い意味での《 正々堂々と胸を張って生きていく 》事になると感じております。

そして、迷いに陥りそうになった際には、繰り返しですが《 自己憐憫・（共）依存・責任転嫁 》をポイントとして、ご自身の《 軸や芯 》をしっかりと保つようにしてみて下さい。

　テラさん、今日は。愚禿進といいます。７０過ぎたセラピストです。今はもう仕事はしてません。
　盗撮とは大人のやることじゃないですよね。子供もやることではありません。移動と減給処分で済んだだけですか。それよりももっとたいせつなことがあるでしょう。被害者にする気持ちや、家族に対する気持よりも、自分自身に対して、なぜあんなことをしてしまったのかという自戒の念が、一番大切だと思います。このままでいったら、またやりかねませんね。盗撮という行為に対する深い検証が抜け落ちてます。警察に捕まり、裁判沙汰になったら、と考えることが、必要です。事件は起きてしまった。起こしてしまったんです。このサイトに恥ずかしげもなく投稿するなんて。