言いたいことが言えません

14さん、こんにちは！　井上といいます。

今、あなたは、なんでわたしだけ誰も受け入れてくれないんだろう？
という思いでいっぱいだと思います。
兄は、受け入れてもらって、応援までされるのに、
なんで、わたしはいつも否定され、
その上、納得できないことまで押し付けられるんだろう？
味方は一人もいないし、理解してくれる人もいない、
一人ぼっちで、不安ばかり募って、どうしてよいのか
分からない、そんな気持ちなんだと思います。
一大決心をして、このサイトに質問を寄せても、
普段は、カウンセラーの方がひとりふたり、回答を寄せてくれるのに、
今のところ、ありません。
そうなると、よけい、あなたの、みんなから否定されるという気持ちが
ますます大きくなってしまっているのではないでしょうか。

わたしも、何か回答が出来ればと思っていたのですが、
うまく書けそうにないので、様子を見ていました。
ひとつ、自分の中に浮かんできたことがあったので、
参考になるかどうか分かりませんが、書いてみます。

14さん、ちょっとイメージして欲しいのですが、
立場を逆にして想像してみます。
｢言葉が詰まって涙が出てきて何も言え」ない人を目の前にした時、
何を感じますか？

その人も、言葉が出ないんです。
実は、同じ思いをしているのです。
あなたが感じていたことと同じ思いを、親もしているんです。
だから、ぶっきらぼうになったり、否定したりするんです。

心の中で、何が起きているかというと、
わたしたちは、誰でも、子供の頃、親に分かってもらえなかった思いがあります。
伝えようとしても伝えられないもどかしさ、幼いので表現できない悲しさ、
そんな気持ちがあわさって、受け入れてもらえなかった、否定された、
そういう悲しみを、心の中に持っています。
それは、あなたの親も例外ではありません。
わたしにもあります。
だから、そんな情景を思い浮かべるとなにか悲しくなってきます。

ですから、
14さんが、泣きながら話すと、相手の中に、その悲しさを思い出させるのです。
相手は、その悲しさには蓋をして見ないようにしてきていたので、
二度と見たくもないし、思い出したくもないのです。
ところが、あなたがそれを思い出させると、
否定したくなって、さっさと片づけて、次のことに目をそらしたくなるんです。

あなたが友達や親に否定されたとき、
あなたを否定しているのではありません。
相手の心の中にある悲しい気持ちを否定しているのです。
でも、あなたから見れば、自分が否定されたようにしか見えません。

14さんのなかには、この受け入れてもらえなかった悲しみが
いっぱいあるのだと思います。
だから、自分の意見を言おうとした時、この悲しい気持ちが
一緒に出てくるのだと思います。

この悲しみをカウンセリングで癒す、いいタイミングだと思います。



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