池袋カウンセリングルーム　フェリシテの芝崎と申します。

思春期ということで、誰もが少なからず葛藤する内容だと思います。
でも、辛いですよね。
ただし、この葛藤があるということは、健全な発達を心理学的に遂げていることにほかなりません。
安心してください。

でも、ここから逃げないで。

今すぐ解決できる特効薬はありません。
「自分」というのは、生まれながらに自分の中にあるものでなく、周りの人々との毎日の関わりの中から、すこしずつ熟成されていくものです。
もし、周りの人と会話したり、価値観をぶつけ合ったり、自分で一生懸命なにかをがんばったり、結果もっとすごい人がいて自分て全然ダメと思ったり、
そういった経験が全くないとしたら、
「空っぽ」という辛い、虚しい感覚になるかもしれません。

ご自身を変えたいのであれば、まず自分から自分の人生に主体的に関わろうとする姿勢がなにより大切です。
「一生懸命勉強する」
「一生懸命友達と話す」
「いま、ここの毎日の日々を大切に生きる」
ご飯が美味しいとか、自然が綺麗と感じるとか、そういった感性を磨くことです。

心がけていけば、真剣に毎日を過ごしていけば、あなたは全く素敵な人になっているはずですよ。

まだ本当にお若いのです。
羨ましいほどですよ。

元気で、ご自身に主体的に生きて言っていただきたいと思います。

うみさん、こんにちは。ピュアティケア旭相談室の長と申します。
お悩み拝読しました。

現在、高校二年生で自分には中身がないなあとお悩みなのですね。

その原因として、文章の中から思い当たることは、
＞二つ目は、意見を簡単に変えてしまうこと。責任を取りたくもないし、どちらでもいいように思われてただ多数派につくようにしています。
という部分が一番の要因だと思います。

これは、うみさんの中で、まだ自分軸がしっかりしていない。
形成段階であるといえます。

理由はいろいろあります。
・まだ若いという年齢的なこと（経験不足）
・思春期という不安定になりやすい時期であること
・人に嫌われたくないという感情的な思考
・自分に自信がないこと
・単純にどうして良いかわからないという混乱

など個人差はありますが、様々な要因が重なりあって、「自分がない」と感じてしまうのでしょう。

これは、時間と共に自然と解決していくものなので、今はこういう時期なんだと軽く受け止めるくらいが丁度良いと思います。

また「相槌をうつばかり」の自分に対しての評価を悪く捉えているようですが、そんなことありません。
自己主張ができない自分を責めたりしなくても大丈夫です。
うみさんには、人に合わせることのできる立派な「協調性」があります。
そして「自分の意見を言えず」は相手を否定しないという、相手からすれば、なんでも受け止めてくれる人となります。
これは信頼関係を気付く上で大切な要素です。
難しいかもしれませんが、うみさんは相手の「承認欲求」を満たせることのできる素晴らしい能力をもっているのですよ。
「承認欲求」とは、他人に認めてもらいたいという、誰でももっている欲求のことです。
相手を否定しないということは、自分の存在感を認めてくれた、価値観を認めてくれたと相手は思うわけです。
ですからその時点で嫌われることはないですし、逆に「うみだったら、なんでも相談できる」と思われる可能性は非常に高くなります。

また相槌をうちながら、「そうなんだ、大変だよね。」「すごい頑張っているね。」などの言葉をかけてあげると、よりいっそう効果的です。
これは「共感」するという対人関係において大事なことですので、覚えて損はありません。

相手の話しを十分聴いてあげる中、「うみはどう思う？」と質問されたら、あなたの率直な意見を述べてみましょう。

このようなことの繰り返しや積み重ねがやがてあなたの自信につながっていくでしょう。

それと辛い時苦しい時は、どんどん吐き出してしまいましょう。

過去に執着しても意味はありません。
大事なのは未来であり、その未来を決定するのは、うみさんの「今」どうするかで決まるのです。

焦らず、うみさんのペ－スでゆっくり前に進んでいけば良いですよ。

また何かありましたらご相談くださいね。
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