黒さん、ご質問ありがとうございます
私はカウンセリングスタディスクールの心理カウンセラー　中原謙一と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

読ませていただいて、結論から先に言いますと、黒さんが困らないのであれば、女性嫌いのままでも構わないと思います。

ただ、一般的に考えても世の中の半分は女性ですし、この先大学、社会人と進むにつれて女性とかかわりを持たずに生きていくことは難しいと思われますので、嫌いでも構わないので、横で騒いでいても気にならないくらいにはなっておいたほうがいいかと感じます。

私が一つ気になったのは、なぜ黒さんはそこまで「女性」を意識しているのか、ということです。

好きでも嫌いでも、どちらの感情も対象者に対して強い意識を持ちます。

つまり、心のとらえ方が違うだけであって、感情や感覚レベルでは、好きも嫌いも同じなんですよね。

言い換えるのであれば、黒さんは女性を強く意識している、といえるでしょう。

ここからは私の想像ですが、黒さんの中で「男の自分」という部分が関係しているのではないかな、という気がします。
まあ一種のフェロモンのようなものとお考えください。

自分が「男」のフェロモンを意識すればするほど、当然ですが周りの女性の「女」のフェロモンを意識します。

多くの男性はここで女性に対して、まれに男性に対してという人もいますが、人に対して興味を持ったりひきつけられたりするわけですが、この「フェロモン」って、自分ではコントロールできないんですよね。

コントロールできないものって、どうやって扱えばいいのでしょう。

多くの男性は、抑制、抑圧することでコントロールしようとします。
すると、抑制、抑圧されればされるほど、本音とは逆の行動をとろうとするわけです。

たとえるのであれば、高校3年生の夏に下級生の女性から告白されたとします。
そこで、「僕は受験だからお付き合いはできない」といって断ったと思ってください。

これは当然、下級生が「好みじゃないから」とか「他に好きな人がいるから」という理由があって断るわけですが、こんな理由もあるんですよね。
「もし今お付き合いをしたら、僕は君との恋愛におぼれてしまって、受験勉強がおろそかになってしまう恐れがあるから、お付き合いできません」

これは実質お断りをしているわけですが、下級生との恋愛が魅力的だからこそ断る事例といえるかもしれません。

嫌悪感の裏返しとして、興味と好奇心がありますからね。

そして、本当に女性とかかわるのが嫌な人は「無関心」になるというのご存知でしたか。

今の黒さんは無関心ではなく、「嫌い」という感情を使って女性に関心を持っている、とも考えられるんですよね。

思春期にある一つの現象でもありますから、もう少し心が成熟してくれば女性に対する考え方も変わるかもしれません。

ただ、頑なになるのはお勧めしません。
これは心の成長を止めてしまうようなものですから、思春期の心のまま大人になってしまい、ずっと「女性嫌いのまま」生活してしまうことになりますから、こちらの方がつらいと私は思いますよ。

黒さん自身がカウンセリングを受けるというのも一つの方法ですが、それ以上に「心の師匠」を見つけていろんなことを学んだ方がいいでしょうね。

良き人との出会いは、人を変え成長させてくれます。

まずは自分の心を成長させてみてはいかがでしょう。

さいごまでよんでいただいて、　ありがとうございました。

黒さんのこれからの人生が楽しさに彩られた人生でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

ありがとうございました。

世の中の半分は女性です。その皆さんが苦手というのでは
将来有望な高校生としてはもったいないですよね。

できれば改善されることが望ましいと思われませんか？

お母さんとのご関係はいかがでしょうか？
女性の代表はお母さんです。
お母さんへの思いがそのまま他の女性に出てしまうことは
よくあることです。

そうであれば、お母さんとの関係改善が女性嫌いを
改善する近道です。

では、一体どうすれば改善できるかということになりますが、
元々「お母さんに愛されていたんだ！」
「自分もお母さんを愛していたんだ！」
という心が本心なので、その本心に気づくだけでいいんです。

その方法については、それぞれ過去の記憶が違うので
具体的なお話を伺う必要が出てきます。

女性嫌いを直したいと思われたのであれば、
専門のカウンセラーに相談されることもよろしいかと思います。