みくりさん、こんにちは。中３なんですね。ちょっと長い文章になりました、ごめんなさい。

　もうすぐ中学は卒業ですね。高校に進学されるのでしょうか？
　高校生になると、友達が全然変わりますね。すると、友達関係がほぼリセットされます。

　その大前提があるので、今回は少し大胆に行動してもいいと思います。

　誰がいいか悪いかなんて、子ども同士なので、あまり気にしたくないのですが、直前に「いじめの中心」みたいな立場になってしまったようですね。
　それでも、その事は事実として受け止めて、先生には告白しているんですよね。

　でも、お友達全員には、きちんと伝わっていないようですね。

　自分のした「悪い事」が原因でも、あなたは今、一時的に「いじめられている側」にいるようです。
　厳密に言うと「誤解がある」だけのようですが…。特に、JちゃんやNちゃんたち、仲良しグループの残り５人が、少し間違った情報で、話し合っているのかもしれませんね。

　先生に「先生、変だと思うだろうけど、今は私がいじめられて、学校に行けない。相談したい。」と訴えてみるのが、良さそうです。
　多分、クラスのみんなに「悪い事をしてごめんなさい、相手にも謝ったけど、もう１回みんなの前で宣言させてください。これからは悪い事をしないように気をつけます。」
　「でも、この事で、みんなから誤解されて辛い、学校にも行けなかった。最初から人に罪をなすりつける気持ちなんてなかったから、みんなわかって！」
　といったような事を言える機会を先生につくってもらいたいと、申し出てみてはいかがでしょうか？

　セリフは、私の考えた例なので、ご自分の考えで、いくらでも変えていいですよ。
　ただ、大変な状況なので、用意した言葉は、中々全部は言えないかもしれません。
　なので、謝る場をつくってくれそうな先生とは、少し打ち合わせをした方がいいかもしれません。
　万一、あなたの知らない誤解が、余分にあれば、その対応も必要ですから…。

　このままでは、高校でも不登校になってしまう危険さえあります。
　体が訴えている事は、正直です。
　「朝になると吐き気や頭痛がし、布団から出られません。朝が来るのが怖いです。学校に行くことは辛いです。でも行けないことがとても苦痛です。」
　これは、心理カウンセラーとして、大変心配な＜不登校の始まり＞によく似た状況に見えます。
　不登校は、学校にとって「重大事案」です。学校には解決する義務があります。解決できない時は別にして、原因がはっきりしている時には、解決のお手伝いをしてもらっても、何も間違っていないと思います。

　しかも「吐き気や頭痛、朝が来るのが怖い」とまでなると、無意識によって制御されているので、長引くと、＜理屈では解決しにくい＞事も多いのです。

　長引けば、カウンセラーに相談すべきですが、原因がわかっているのに、解決できる今、解決の手を打たないのは、とんでもなくもったいない事だと思います。

　できれば、卒業式では、笑顔でお友達とお別れしたいところですよね。

　指導してくれた先生方に相談して、行動してみてはいかがでしょうか？
努力をしておけば、すぐに解決できなくても、高校に行った時に、気持ちが切り替えられるかもしれませんし、あなたが辛い目に遭うような事を始める事を、ご自分でやめる事もできるかもしれません。
　そうなると、今回の努力の結果に、多少うまくいかない事があったとしても、これからの３０日あまりが、ムダにはならないかもしれません。

　普段のみくりさんを知っている周囲は、『甘えてる』とか言うかもしれないし、みくりさん自身は、こんな事になって、ご自分が『弱い』とか、色々考え込んでしまうでしょうが、あまり気にし過ぎない事です。

　人間は、「間違いをします。」どんな聖人君子でも、間違いのない人生を送った人はいません。むしろ、間違いを反省して大人物になった人の事を、よく見聞きします。

　あなたが「私は少しも悪くない。」と言い張る人であれば、私はこの回答を書きませんでした。（内容も、あまり、カウンセリング的ではないですし…。）
　しかし、あなたには、反省する気構えがあるとわかります。
　子ども時代というものは、どんどん行動し、間違ったら反省して行動を改善し、少しでもいい大人に成長するために使う時期だと、私は思っています。
　反省をして、行動を改善する気持ちがある人を応援する気持ちは、教育者ならもってくれると思います。
　この文章を、このまま先生方に見せても構いません。多少、私にも誤っているところがあるかもしれません。それでも、そんな枝葉の事よりも、子ども達を健全に育てる事を、先生方が優先してくださる事を信じたいと思います。

　今後、あなたの悩みが、もしも続いてしまった時には、学校の先生達、特に保健の先生やスクールカウンセラーなどに、再度相談する方法もあります。
　また、今回の行動の出だしから、学校に行けず、先生に伝えられなかったら、親ごさんに、もう１度橋渡しを頼むという事もできるでしょうね。

　それでは、瀬戸内海の向かいからですが、あなたの中学での経験が、生きた教訓となり、良い高校生活（もしくは卒業後の新生活）が始まる事を、お祈りしております。

　関門心理相談センター　主任相談員

みくりさん

とても、辛い状況になっているのですね。
その先生が言っていることはおかしいです。
先生との会話を録音して、証拠を取り、他の大人に聞かせるのが一番いいのですが……。

親御さんや親せき、保険の先生、スクールカウンセラー（身近にいればですが）など、
大人の人に、味方になってもらってください。

あなたは悪いことをしたのかもしれませんが、あなたが1人で皆の身代わりになる必要はありません。

自分を守り、誰か信頼できる人を見つけてください。
陰ながら応援しています。