無料カウンセリング掲示板の質問

「緘黙症なのでしょうか」に関する質問

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くみさん

突然ですが相談したいことがあり書き込ませていただきます。

今、修士論文の提出に向けて研究室に毎日行ってるのですが、担当教授とうまく話ができません。自分から話しかけることができず逃げてしまいます。
私は小学生のときから学校ではほとんど無口で特定の友達としか話せない傾向がありました。人と話すのが怖かったり自分を否定されるのではないかという特に根拠もない理由で人を避け続けてきました。
中学、高校では学校で話したことはほとんどありません。こういう自分を治したくて大学では積極的に話そうとしましたが、学科ではほとんど話すことができないままになりました。
しかしサークルでは普通に問題なく話せます。なぜなのか自分でも分かりません。

そして3年前に研究室配属になり、最初は頑張って教授とも話してました。だから治ったかなと思ってたのですが、数ヶ月前ミーティングの際、自分の研究発表のときだけあからさまに教授が興味を示してくれないことがありました。確かに私は他の人より作業することが遅くて、要領もすごく悪いです。

度々教授をイライラさせてしまってることは承知でした。しかしあからさまにあの様な態度を取られてからすごい恐怖に襲われて全く自分から話せなくなってしまいました。昔の状態に戻ってしまったと思って、どうしたらよいのかわからず、少しパニック状態です。

これまで親に相談する勇気もなく、私の状態を全く知らないと思います。
文章にまとまりがなく申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

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2015年1月9日 08時31分

無料カウンセリング掲示板の回答

カウンセリングルーム・エンパシー

場面緘黙症の原因は、現在もよくわかっていません。本人の気質や遺伝的要素、新しい環境への適応の問題、家族以外の人間と関わる頻度など、いくつかの要因が挙げられてます。

つまり、その要因は一つだけでなく、気質プラス複数の要素が絡んで起こると考えられています。つまり、本人の遺伝的気質に加えて、様々な体験で学んで書き込んだ、内的不安がかさなって引き起こしていると考えられます。

対人不安に対する自覚が深まってくると、人前での緊張や無口さなどの症状が現れるということを理解して、受け止めることが出来れば精神的な要因である、「人前での緊張や不安」に対する「とらわれ」は薄れてきます。

素の自分を出せないでいると、ストレスが鬱積してしまいます。まず、間違った考え方を変えることです。考え方が歪んでいると、いつまで経っても殻から抜け出すことができません。

あなたの「思い込み」を修正するには、数回のカウンセリングが必要です。もし、興味がありましたら、ご連絡ください。何事も一歩踏み出す勇気がなければ始まりません。お問い合わせは無料ですので、ご不明な点は遠慮無くご連絡ください。

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2015年1月11日 13時18分


合同会社実践サイコロジー研究所

くみ様

投稿拝見させて頂きました。

もともとあまり他の人と話すのが得意ではなく、最近になり、あるきっかけから担当教授に話しかけることができなくなり、昔に戻ってしまったのではないかと動揺されているということですね。

一つ確実に言えることは、昔のように戻ってしまったということではないと思います。確かに、他の人と比べれば話すのが苦手だということはあるのかもしれませんが、研究室に配属されたときから努力されてきて、一時はきちんと話せていたという経験は、決して無駄にはなりません。

現にこうして掲示板で相談するという行動がとれているわけです。これはこれまでお一人で努力されてきた成果の現れだと思います。確実に成長しています。

さて、タイトルにある「緘黙症なのでしょうか?」ということですが、私は医師ではなく、医学的な診断を下せる能力は無いという前提でお話しさせていただければ、「緘黙症」というよりは「社交不安障害」と呼ばれる状態に近いと思います。なぜかというと、一時とはいえしゃべれていたことがあるからです。またおそらく、研究室でも全く誰とも口をきかないということではないのですよね?そういった理由からです。

社交不安障害と言うのは、20代から40代の女性にとってとても一般的な病気です。私が精神科のクリニックで勤務していたときの感覚でいえば、その年代の女性と言うことでいうと、「うつ病」と同じぐらいの割合でいらっしゃったと思います。きちんと治療すれば、話し好きで人前で話すことには全く抵抗は無いとまではいきませんが、くみさんの以前のような状態を維持することはできるようになります。

大学院生ということですから、大学の学生相談室でカウンセリングを受けてみたり、お近くの精神科科か心療内科を受診されたりということを検討してみるのはいかがでしょうか?

精神科や心療内科を受診される場合は、薬物療法だけでなく、心理療法、できれば、認知行動療法を実施している医療機関を選ばれることをお勧めします。

心理療法全般にそうですが、特に認知行動療法では、特定の場面、くみさんの場合でいえば、教授に話しかけると言ったような場面に対処する方法を、具体的に話し合ったり、練習したりします。そのようなカウンセラーとのやり取りを通して、自分自身についての理解が深まり、自分の性格をうまく乗りこなすことができるようになるはずです。

人それぞれ、自分の特徴について何かしらの課題を持っています。くみさんは、さすが大学院生ということもあり、そのことにいち早く気づき、こうして対策を検討されているわけです。この機会を有効に生かしていただけることを願っています。

少しでもお役に立てれば光栄です。


コーチング・サイコロジー・ラボ

木内敬太

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2015年1月9日 17時17分