現役サラリーマンのカウンセラーです。

人間が持つ“承認欲求”がある限り、あなたの言われる“人のランク付け”は、あなたから消え去ることはないでしょうね。
おそらく、あなたが悩まれていることは、他人を値踏みして、それが当たらないことが多いことなのではないですか。
もしそうだとしたら、初対面の人を見抜くことは、困難極まりないと思いますよ。

そして、人間社会で生きていくために、全ての人と関わる必要はないですね。
あなたが生きているその時に、関わった方が良い人、関わらなくても良い人、関わってはいけない人と、ある程度の人を見抜く力は必要ですね。
ですから、友達という狭い視野から、あなたが生きやすいような環境を保持するという広い視野に向けて、人を見抜く力（あなたの言われる人のランク付け）を養う必要はあると思いますよ。

今後は、“人のランク付け”ではなく、“人を見抜く力”という表現に、自分の中の辞書を書き換えるとよいと思います。

こんにちは。
漢方紫禁堂治療院の加藤と申します。

ご自分をとてもよく分析されていらっしゃいますね。

人に対する「ランク付け」は、人が「動物」である以上、
本能として自然なことだと思います。

相手が上か下か、安全か危険か、自分にとって損か得か・・・
聖職者といわれる人ででさえ、そのような価値判断を
するのではないでしょうか。

人をランク付けして、カテゴリーに分類することによって、
あなた様の平和な対人関係が維持されているのでしょう。

それはそれでいいのですが、社会で広く「社交」をするには、
「ランク付けによる分類」は、確かに生きにくいですね。

大人になるということのひとつに、自分の感情を抑えて
相手と話したり付き合う術を身につけることがあるでしょう。

身近な大人の方を観察されてもいいですし、最近の
例えですと、オバマ大統領の訪日のニュースが
分かりやすいかと思います。

オバマ大統領の“本音”がどうであれ、彼は来日した夜の
お寿司の夕食時から、離日するまでの間、少なくとも
嫌な顔や苦手意識を表面に表さなかったと思います。

もちろん彼は仕事をしに来日したわけですが、
仕事以外の歓迎行事や視察のときも、そつなく
日程をこなしました。

心の中で何を思い、何を感じようと、その場その場を
上手に乗り切っていました。

これはアメリカと日本の上下関係などは抜きにして、
「外交」という、私たちの「社交」の延長線上にある
「お付き合い」なのです。

話が長くなってしまいましたが。。。

最低限礼儀正しくスマートに振舞われることで、
あなた様には好印象が集まり、あなた様ご自身も
ストレスなくコミュニケーションが取れると思います。

本能的に、直感的に相手が「上」だと感じられても、
特別卑下されることもなく、泰然と「人は人」と思われ、
「下」だと感じられても淡然と「自分は自分」と思いましょう。


「得意傲然　失意愕然」
ではなく、
「得意淡然　失意泰然」
で、個性を大切にマイペースに過ごしていかれますよう
お祈りしています。


またいつでもご相談くださいね。


漢方紫禁堂治療院
http://shikindo.com/