藍さんへ

はじめまして。ゲン鷹の台カウンセリングの原　水樹です。


ご相談を拝見しました。

子を持つ者として、娘の告白を聞く様で胸が痛みました。

自傷行為も、不登校もあなたにとっては必要なことだったのでしょう。

もう一人で抱え込まないでください。

傷ついたままで人生を終わらせないで欲しいです。


幸い、あなたのお母様は理解ある優しいお母様のようです。

不登校を認めてくださっているだけでも、救いがあると感じました。

そのお母様を悲しませたくない、迷惑をかけたくないと思うあなたも

心優しい方です。

あなたは充分生きる価値のある人間です。


優しい人ほど、自分を過小評価したり、遠慮がちだったりしますが

実際のカウンセリングの場では、もっと感情を素直に表現しても良いと思います。

それを受け止めるのが我々の仕事ですから、安心して言いたい事を言ってください。


多分お母様は今、あなたに対してどう接して良いか悩んでいると思います。

一方あなたは、今強い孤独を感じていらっしゃるはずです。

ただ家にいることが、あなたの不安や焦りを増幅させてしまっています。

「何も考えずにゆっくり休んで」なんていられないのですよね。

だったら、自ら求めましょう。

あなたに今必要なのは

充分な休息と信頼できる相談相手なのではありませんか。

それを言葉と態度で主張し、実行しましょう。

「現状を変えるための前向きな不登校ライフ」を送るのです。

まずは、

1心身を復活させる為に、今は休息期間と心得て、積極的に休みましょう。
（何もせずにダラダラと過ごすのではなく、たっぷり睡眠をとり、規則正しく食事をする。お手伝いはエクササイズだと考え、できる範囲でやるなど。）

2.極度の不安や自殺への思いがあるのなら、お医者様に相談し、場合によってはお薬を処方してもらいましょう。

3.お母様に相談して、カウンセリングを受ける事を了承してもらいましょう。

週に一回でもカウンセラーに会って、話をするだけで、気晴らしになります。

人と会う予定があるだけで、一週間の生活にリズムができます。

（出かけるのが難しければ、出張サービスを行ってくれるところもあります。）


焦ることはありません。

多少のつまづきや周り道なんて、長い人生から見たらどうってことはないのですから。

それに、人と同じ道を歩かなくたって、他にも生きる道はたくさんあります。

ただ、藍さんがここで告白された勇気の中に

「何かを変えたい」という思いを感じとりました。

それが生きるエネルギーだと私は思います。

人生はこれからですよ。

始めまして、藍さん。カウンセリングルーム　こころのピースの佐々木と申します。

昨年から自傷行為をしてしまい、学校も不登校になってしまったのですね。
また家事のお手伝いもやる気が出ないと怠けてしまっており、
どうして生きているんだろうと悩んでいらっしゃるのですね。

まず、「生きる理由」ですが、生きている間に正解は分かりません。
人が人生を全うし、亡くなる時に自分で、「良い人生だった」と思えれば
その人にとって生きてきた意味があるのですし、
どんなに稼いだり、人から見て成功している人でも、亡くなる時に
「さびしい人生だった」と思ってしまえば、それは本人にとって
あまり意味の無い人生だったのかもしれません。
ですからまだ人生が始まったばかり、これからいろいろな人と出会い、
変化をしていく藍さんの「生きる意味」はこれから自分で作っていくものです。

自傷行為については原因が分からないということですが、
どのようなタイミングで、何か毎回決まった出来事の後に行ってしまうなどの
規則性のようなものはあるのでしょうか。
自分では気がついていなくても、無意識の領域で非常に強いストレスを
感じていたり、蓄積されていることもあるかと思います。
ばい菌などが感染し、化膿したりすることも考えられますので、
是非お早めにカウンセリングや心療内科などにご相談いただき、
まずは対処を行い、焦らずに原因の解明と解決を行っていきましょう。

良いところが一つもないと藍さんはおっしゃっていますが、
・自傷行為を正直に母親に打ち明けられたこと…素晴らしい勇気です！
・他の子に迷惑をかけているのではないかと思っていること…自分も大変な心境なのに他の人のことを考えられることは素晴らしいことですよ！
・怠けてしまうこともあるけど、やる気があるときは家事のお手伝いをしていること…中学生で家事が出来るなんてすごいじゃないですか！
などこちらの文章からでもすぐに良いところが見つかりますよ！

このような自分の良いところ、頑張れるところなどを見つけ、まずは自分のそういうところについて認めてあげる、自分を褒めてあげてください。
生きる意味なんて誰もわかりません。
まずは「今を一生懸命生きる！」こと。
今の自分は過去の自分の結果です。
将来の自分は今から行う自分の結果です。
過去は変えられませんが、将来は自分で作ることが出来るのです。
今を一生懸命生きることによって、最後には自分が生きてきた理由が
きっと分かります。ですから過去、今の自分を否定することはせずに、
将来の自分を褒めることが出来るよう、今を一生懸命生きてみましょう！

カウンセリング、ご相談などいつでもお待ちしております。

新川公園前メンタルカウンセリング　心理カウンセラー千嶋のりえです。

ご相談ありがとうございます。

毎日を、罪悪感とあせる気持ちで生きているようで、とても心配です。

自傷行為は、自分がどうなれば良いのにな・・・と感じながら行いますか？
自傷行為には、期待と希望が織り交ざるのです。
ですから、そのときに感じている事を思い出して見ましょう。

あなたの苦痛の原因は、本当は自分で明白にできるものですか？

例えば、現状の生活に金銭的な問題がある、とか将来の希望より、親に押し付けられそうなレールが決まっており、自身のやる気に反する・・など、どんな理由でも、何か原因は分かっていますか？

原因がはっきりしたものであれば、その項目にカウンセリングで焦点を合わせる事が可能です。
あなたの行動次第で、状況の変化は早いでしょう。


もう一方で、何が問題なのか判然しない場合ですが、ここでは過去の記憶の検証が必要です。
あなたの人生は、何十年もある訳ではなく、思い返す量も明確でしょう。
堆積の量が少ないうちが効果的です。
何れもカウンセリングで対応できます。


もう一点、あなたに鬱の症状が起きている場合も考えられます。

過剰な緊張感を持続させていると、鬱の症状が起き易くなります。
思春期と言う年齢も良く考える必要があります。
多感な時期に、ショックを放置していると、増幅されて記憶されます。

あなたには、話相手が必要だと思います。
学校であれば、養護教諭やカウンセラーはどうでしょう。
また、心療内科を受診される事があるようでしたら、カウンセリングも行える病院を選ぶと良いと思います。

お母様の心配も大きいと思うのです。
しかし、自傷行為については、お母様も相談先に困惑するでしょう。
これを、親子２人で隠蔽の様に、閉塞して解決しようとしては良くありません。
できれば、親御さん共々、カウンセリングに望んで頂きたいです。

あなたは、自分から相談へと行動することが出来ました。
あなたの相談のお陰で、私はあなたと関われました。
あなたに心から感謝します。
どうもありがとう。そして、またご相談ください。


心理カウンセラー千嶋のりえ