始めまして、みれい様。カウンセリングルーム　こころのピースの佐々木と申します。

誰かに嫌われる、嫌われていると感じてしまい、いつも不安で恐怖を感じて
いるのですね。嫌われたくないのに、やっぱり嫌われてしまった。
でも原因が分からない。

「嫌われたくないのに」の後に「やっぱり」を加えてみましたがどのように感じますか。
ご自身の中でも「やっぱり私は嫌われたんだ」という気持ちがあったのではないでしょうか。
いつも嫌われることが不安で、いつ嫌われるんじゃないか、今悪口を言っているんじゃ
ないかとドキドキしている。その不安が現実化してしまうことは一番避けたいことの
はずなのに、「ほら、やっぱり」と感じてしまう。
これはネガティブな自分の気持ちを現実化してしまっているということなのです。
そしてそれを現実化するのは自分の意思、決定です。
強い思いは周りにも伝わります。
嫌われたくないとドキドキ、ビクビクしているとまわりはその態度を感じ取って
嫌いになってしまうのです。
過去に同じような出来事、パターンがあるのかもしれません。
何か失敗があって、また同じような失敗から嫌われるのではないかという不安が
あるのかもしれません。
でも本当は同じように失敗をしないかもしれないし、同じように嫌われないかも
しれないのです。
「嫌われるんじゃないか」と想像していることは「嫌われること」をシュミレートしている
ようなものです。そのために実際に嫌なことが起こると、「やっぱり…」と
なってしまいます。

このパターンから抜け出すためにはご自身を認めてあげることです。
周りからどう思われようが、私は私のままで良いと感じられることです。
「私は私のままで良い」ということは周りから悪口を言われても、その悪口を
自分の中に取り込まず、自分で自分を傷つけないということです。
悪口は自分がその言葉を受け入れることで自分を傷つけてしまうのです。
ありのままのご自身を認めてあげましょう。

マスクは本来の自分を覆い隠すもの。
ユングという心理学者は人がそれぞれの場所で適応し、その場面にあった
役割を演じているときの自分を「仮面をつけているようなもの」ということで
「ペルソナ」と言いました。マスクをつけることで自分のペルソナを隠し、
まるでそこにいないように感じている（気がする）のではないでしょうか。
不安や恐怖へ防衛したい気持ちがマスクを掛けさせているのです。
「ありのままの自分で良い」こと、「そこに居ても良い」ことを感じられれば
マスクは必要なくなると思いますよ。

仲良くなるということは人と人が心から打ち解けること。
自分の心を閉ざし、隠したり、怯えている状態では打ち解けられません。
打ち解けて欲しい人には自ら打ち解ける姿勢が大切ですよ。

過去に辛い出来事がありトラウマになっていたり、
昔から同じような心の痛みや行きづらさを感じているようでしたら
カウンセリングなどでその元となる記憶を消化することも大切です。
一人で悩まず、利用できる場所は利用して、自分らしく、
幸せを感じられるようにしていきましょう！

みれいさん。こんにちは。
NPO法人認定心理カウンセラーの高安と申します。

クラスで嫌われているんじゃないか、悪口を聞かされているんじゃないか
周りの人が話していても、そのようことをされているんじゃないかと
不安と恐怖でいたたまれず、学校を休みたいくらいなんですね。

まず、集団の中で一人に嫌われるとみんながそうではないかと
不安になることは、私にも経験があります。
特に、周りの人たちの気持ちがわからないような集団の中にいると
孤立しているのではないかなど不安を覚えます。

ただ、長期間いっしょにいるような高校の集団ですので
そんな簡単な問題ではないようです。

みれいさんは、ご自分のことが、
もしかしたら、あまり好きではないのかもしれません。
それに、誰かが悪口を言われているような内容をご自身が、
周りも同じような評価だと勘違いされているのかもしれません。

マスクをすることで周りにシャッターを閉めた状態で人見知りをしていますので
みれいさんから、まわりに対して疎外感を与えているような感じです。

挨拶程度の付き合いの人でしたら、風邪なのかなと思いますが、
仲のいい人ですと相手が嫌われていると取られてしまう可能性が強いです。

みれいさんは思春期で精神的にも不安定で落ち込んでいっている状態です。
この問題は、母親との関係と無関係ではありません。
まずは、母親に相談されてはどうですか?